見守ります

四匹の金魚が我が家にやってきた。
一匹だけ色黒。あとは、見分けがつかないくらいの赤色。かわいい。
家の近所の神社で夏祭りが開催されており、金魚たちを、娘がすくってきたのだ。
以外にも自力で二匹の金魚をすくった娘。
ええ、すごいなあと感心したのもつかの間、
いかにこの金魚一家をお世話していくか、
まったくペットらしいものを買ったことがない私は、さっぱりだった。
ともかく、娘が勝ち取った二匹以外に、おまけで二匹。合計四匹の金魚一家を、頂くこととなった。
お祭りの金魚は早死にすると思っていたが、インターネットで検索すると、
どうもそうではないらしい。
すぐに、ホームセンターにいって、
金魚スタートセットのような名前の育成セットを購入してきた。
水槽・カルキ抜き・酸素ボンベ的なぷくぷくを出す器・フェイク水草
などをセットにしてあり、〆て1200円であった。
金魚すくい代が100円、金魚育成セットが1200円。お安いですね。
 
いま、30センチ程度の横幅に、四匹の金魚がいる。
インターネットなどを見ると、色々金魚諸注意が書いてある。
エサは、すぐに与えてはいけない、食べても下痢するから少なくとも3日は絶食すべし。とあったが、
なんかお腹すいてそうに砂利を突いていたため、あげてしまった。
バクテリアを入れ、事前に水槽の水を作っておくべし。とあったが、なんのことやら、付属のろ過器じゃだめなの?
バクテリア?エビとは別?など私にはわからないことであったため、まあ、バクテリアは無視することとした。
最後に、これまたインターネットの情報で
大き目の丼で金魚を飼えるようなことが書いてあり、それが本当なら、
目の前の水槽のほうが、酸素ぷくぷく器やろ過器など絶対的に優れた状態に違いないと
自信を持つことができた。
 
新しい趣味といっていいのか。金魚のお世話は。
趣味といっては金魚たちには軽すぎて、申し訳ないので、
せめて、見守ります。最期まで。
部屋がまだ明るいから、分厚いタオルを水槽にかけて、おやすみ。おやすみなさい。